ピラティスで痛みが悪化する人の特徴|部位別に理学療法士が整理

ピラティスで首や膝の痛みが悪化して不安を感じている様子

「身体を良くしたくて始めたのに、逆に痛くなった」

そんな経験をした方は少なくありません。

ですが多くの場合、
ピラティスそのものが悪いわけではありません。

問題になりやすいのは、

  • 今の身体の状態を確認せずに始めていること
  • 整えるべき順番を飛ばして負荷をかけていること

です。

この記事では、

  1. なぜ悪化が起こるのか
  2. どこを確認すればよいのか
  3. 部位ごとの特徴

を整理します。

「ピラティスを続けてよいのか迷っている方」が
判断材料を持てるようにまとめました。


なぜピラティスで痛みが悪化するのか

部位は違っても、悪化には共通する原因があります。

多くの場合、次の3つのどれかが起きています。


① 動きが足りないまま負荷をかけている

  • 関節の可動域が十分でない
  • 左右差が大きい
  • 本来動くべき部分が動いていない

この状態で運動を続けると、
動ける部分に負担が集中します。

② 支えが足りないまま回数を増やしている

  • 必要な安定性が作れていない
  • 体幹や股関節がうまく働いていない
  • 一部の筋肉に頼りすぎている

その結果、首や膝、腰などに負担が集まります。

③ 今は休ませるべき段階なのに刺激を加えている

  • 炎症が強い
  • 痛みが増している
  • 日常生活でも違和感が強い

この時期は、
負荷よりも回復を優先すべきことがあります。


この3つが揃うと、

「良くしようとして悪化する」

という状態が起こります。

部位別にみる悪化の特徴

首がつらくなる人

ピラティス中に首へ負担がかかっている姿勢
  • 体幹の代わりに首を使っている
  • 呼吸が浅く、首の筋肉が過剰に働いている
  • 肩甲骨が安定していない

👉 ピラティスで首に力が入るのはなぜ?|首がつらくなる人の特徴


肩こりが悪化する人

肩甲骨が安定していない姿勢のイメージ
  • 肩甲骨が動いていない
  • 胸郭が固い
  • 上半身に力が入りすぎている

👉 「ピラティスで肩こりが悪化する人の特徴」


膝の痛みが悪化する人

膝に負担がかかっているスクワット姿勢
  • 股関節が十分に使えていない
  • 足部が安定していない
  • 膝だけで支えている

👉 「ピラティスで膝の痛みが悪化する人の特徴」


股関節が詰まる人

股関節前面に圧迫がかかる姿勢
  • 骨盤が前に傾いたまま動いている
  • 体幹が安定していない
  • 股関節前面に負担が集中している

👉 「ピラティスで股関節が詰まる人の特徴」


足首が不安定になる人

バランス動作で足首が不安定な様子
  • 足部の感覚が弱い
  • 股関節の制御が弱い
  • 重心が安定していない

👉 「ピラティスで足首が不安定になる人の特徴」


腰痛が悪化する人

反り腰姿勢で体幹トレーニングをしている様子
  • 反り腰のまま体幹トレーニングをしている
  • 股関節の可動域が足りない
  • 強く腹圧をかけすぎている

👉 「ピラティスで腰痛が悪化する人の特徴」


姿勢が関係しているケースもあります

骨盤前傾と胸郭の位置関係を示すイメージ

痛みとして直接現れていなくても、

  • 反り腰
  • 骨盤の偏り
  • 胸郭の硬さ

が背景にあることもあります。

反り腰については、こちらで詳しく整理しています。
👉 「反り腰」と言われて不安な人へ
👉 反り腰を意識するほど、腰や股関節がつらくなる人の特徴
👉 反り腰は「腰の問題」ではない?|股関節・胸郭から考える姿勢の話


悪化は「向いていない」という意味ではない

痛みが出ると、

「自分にはピラティスは合っていないのでは」

と感じます。

ですが多くの場合、

問題はピラティス自体ではなく、

  • 今の身体の状態
  • どこから整えるべきか
  • 今は負荷をかけてよい段階かどうか

の見極めにあります。


今、運動していいか迷っている方へ

もし、

  • このまま続けていいのか分からない
  • 何から見直せばいいのか分からない
  • いったん休んだほうがいいのか迷っている

そう感じている場合は、

「どんな運動をするか」よりも先に、
「今の状態で運動を続けてよいかどうか」を整理することが大切です。

👉
「運動していいか迷う人のための身体の判断ガイド」


まとめ

ピラティスで痛みが悪化する背景には、

・動きの不足
・支えの不足
・段階の見誤り

があります。

大切なのは、
頑張ることではなく、

今の身体の状態を知ることです。

悪化は失敗ではなく、身体からの重要なサイン。
無理を続けていいサインではありません。

まずは自分の身体の状態を知ることから始めてみてください。

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