【意味のある継続に必要なこと】

こんにちは！紙谷です。

11月も最終日。まだまだ暖かい日もたまにありますが、夜は特にだんだん冷え込むようになってきましたね。

with銚子店でグループレッスンを始めてから、実はちょうど１年が経ちました。

タイミングもよいので、今回は「継続すること」について、私の考えをお話していこうと思います。

何年も継続しているものはありますか？

みなさんは今、継続して行っていることはありますか？

どんなことでもいいです。

もちろん「仕事」でも構いません。

1年以上続けているものがあったり、始めてからまだ１週間！というものでもOKです。

ただ、決して「惰性」で続けて行っているものではなく、

なにかしらの「目標」があって、それを達成するために継続していることです。

どうでしょうか？

継続はとてもすごいこと

withはピラティスでからだを変えていくお店です。

つまり、「運動」がサービスのメインになります。

「運動はからだに良いこと」ということは、色々なテレビやSNSでもやっていますし、様々な研究や生物学的見地から紐解いても

もはや疑う余地のない事実ですが。

「継続すること」が一番の課題となります。

ここで一つ、興味深い文献を紹介します。

この文献のポイントは以下の通り。

つまり100人が一度にジムに入会したとして

1年続くほど「運動」が習慣化できる人は3人しかいない。

ということになります。

驚きですよね。

どれだけ運動を「継続」することが難しいかが分かります。

ここからもわかるように

「目標」があって、そこに向かって前向きに運動を継続できている人って、それだけですごいのです。

継続することで初めてからだは本当に変わってくる

からだに関して言えば

一回やそこらで、例えば筋肉量が増えるなどの物理的な変化は生まれません。最低でも6週間以上の期間は必要になります。

参考）https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/36/1/36_113/_pdf

姿勢制御は全て脳と四肢をつなぐ神経のネットワークで行われていますので

身体内面の神経ネットワークが構築・強化されなければ、外面に現れる姿勢やパフォーマンスにはつながっていきません。

その動作を「継続」して、神経ネットワークの「構築・強化」を図ることが重要になります。

先程の研究の対象となった方々は

パーソナルトレーニングなどではなく、誰にも教わらず、完全に自身一人でジムに行って運動をするという場合の話です。

また、他の研究では

年齢や性別によって、退会要因となる心理的要因が変わったり、学歴も関与しているとの報告もあります。

参考）https://www.jstage.jst.go.jp/article/jph/68/4/68_20-053/_pdf/-char/ja

つまり、運動を始める「理由」も

運動をすることによって得られる効果や自身のからだに対する「理解度」も

そのサービスに対する「期待度」も

人によってさまざまであり、

そことうまくかみ合わなければ、継続にはつながらないよ？

ということです。

またシンプルに、モチベーションの維持も課題となります。

まったく運動をしていなかった人が運動を始める時の大変さと

１ヵ月運動を続けていた人がその後も継続するときの大変さは違います。

つまり、まったく運動習慣がない方が何かしらの運動を始める場合は

「誰かと一緒に始める」

もしくは

「自身のからだのことや、目標達成に向けて指導してくれて、納得して取り組める」

環境で行うことが、モチベーションを維持し、継続する一つのポイントでもあると思います。

意味のある継続にするために

ちょっと話が運動方向に流れすぎましたが。笑

趣味でも仕事でもなんでも。

前向きに継続することで初めて、その物事に対する理解が深まっていきます。

例えば、読書をするとして。

一度読んだ内容というのは数日後にはほとんど忘れてしまいますが

何度も声に出して読み返してみたり。

書き込みをしてみたり。

そして最終的に人に伝えられるくらいになると。

本当の意味での理解が深まり、そこで初めて自分の力に変えていくことができます。

惰性での継続からは、自分の中には何も残りませんが。

前向きに継続することには、自分の中に、「確かな意味」がちゃんと生まれます。

たくさんの物事の積み重ねの歴史が、それを証明しています。

『継続は力なり』は、人から生まれるすべてのものの原理原則なんだと思います。

皆さんも何かを始める際には

是非長い視野を持って、始めてみてください！